あなたのセリフはどこから出ていますか?
こんばんはChavoです!
突然薬のCMみたいなことを言い出して、何事かと思われたらすみません…笑
あなたの演技を見つめ直す「声優のカルテシリーズ」なんでそれっぽくしてみました。
それでは早速質問です!
あなたは、どこからセリフを出しているか意識していますか?
え?
口じゃないの?
違うんです!口は確かに正解ですが笑
じゃあどこから?
答えがでなくても大丈夫です!
具体的な話を踏まえて一緒に確認してみましょう!
今日の記事でこんなところがわかる!
- セリフをいうときの”自分の状態”が見直せる!
- どんな身体の状態になっていれば良いセリフになるのか目安ができる!
どこからセリフを言っているか意識していますか?
さて、さっきした質問です。
では1つ試してみましょう!
次のセリフを口に出してみてください!
(夕方の帰り道、幼馴染の異性に、日頃の感謝を素直に伝えたくて)
「いつもありがとう。これからもよろしくね。」
さて、
ちゃんと言いました?笑
(やってもらったほうが気づきが多いと思います。個人談)
ありがとうございます。
人がセリフをいうときは、大きくわけると3つの意識するポイントがあります。
- 頭でしゃべる
- 胸でしゃべる
- 腹でしゃべる
今あなたが言った「いつもありがとう。これからもよろしくね。」
どこから出ていましたか?
ちょっとわかりやすくするために具体的に説明していきます。
「頭でしゃべる」とどうなる?
頭に意識がある時のセリフはこんな特徴があります!
- 次何をしゃべるか考えている
- 書かれている文字を読んでいる
→セリフを「情報」として読んでいる=感情ではなく言葉だけが伝わる
「胸でしゃべる」とどうなる?
胸に意識がある時のセリフはこんな特徴があります!
- 気持ちを込めている、感情を出している気がする
- この感情を出そう、伝われ!と押し付けがましい
- セリフを言っている実感は一番強い
→セリフに込めた感情を伝えようとしている=感情を相手に押し付けている
「腹でしゃべる」とどうなる?
腹に意識がある時のセリフはこんな特徴があります!
- 相手に伝えたい思いを感じている
- セリフと感情が押し付けがましくない
- 思いが相手に伝わっているか実感は「胸」より少ない
→相手に言いたいことを感じている=無理をしていないのに自然と説得力が出る
ということで、正解は…
声優が話す理想のセリフは、この「腹でしゃべる」という段階、正解は③でした!
日本語には昔からこの「腹」にまつわる言葉がたくさんあります。
- 腹を割って話す
- 腹をくくる
- 腹を決める
- 腹に落ちる
自分の意思が大きく影響する時に、決まって腹という言葉を使っています。
これはたまたま一致させて偶然なのではなくて、
昔の人も「腹」の重要性を実感していたのです。
これは今の時代でももちろん当てはまります。
例えば結婚式のスピーチ。
- 間違えないように紙を見ながら話したスピーチ
- 感動を演出しようとして過度に感情を込めているスピーチ
- チグハグだけど自分の言葉で祝福を伝えようとするスピーチ
どれが一番感動するか、一目瞭然ですよね。
もちろん、このお芝居をする上でも「腹から出ているか」ということがとっても大切です。
どういう演技をしたら、自分の腹に落ちたセリフがしゃべれるか。
1つの目安にしてみてください!
腹に落ちたセリフを聞いてみよう!
Netflixやhuluで先輩たちがどういう腹に落ちたセリフを言っているか、
改めて聞いてみるのも新しい発見になると思います!
無料期間を使って聞いてみてください٩( ‘ω’ )و