おはようございますChavoです!
声優にとって必要不可欠な基礎の滑舌について書いていきます。
最近、プロダクションの代表の方とお話をする機会がありまして、
その時に「新人」について話をしました!
- どういった新人なら現場にプッシュできるのか?
- 今の業界で生き延びられる声優って?
- プロ意識とは?
やはり論点は、どんな新人が現場にいけるのか、ということでした。
そしてその中で特に必要だと言っていたのは「新人は滑舌が悪い」ということ。
そう、今までたくさんの代表の方や事務所のマネージャーと話をさせてもらうことがあったんですが、その時に言っていた新人の切り分けPOINT第1位はダントツで滑舌だったんです!
声優の基礎、地盤が何よりも大事だってことがよくわかる意見でした。
もちろん事務所の預かりでも一定以上のスキルが必要ですが、
それでも新人の登竜門は滑舌だったんです。。
じゃあ、滑舌って何なのか?
早口言葉が言えたら滑舌がいい証拠になるのか?
良い滑舌、悪い滑舌の切り分けってどうやってるの?
こんな、事務所の新人が網羅しておきたい滑舌を、現場レベルの視点から解説しちゃいます!
滑舌ってなんのために必要なの?
滑舌は声優の基礎。
あなたも何十回も何百回も見たり聞いたり言われたりしてきていると思います。
けど今まで考えたことありますか?
滑舌ってなんのために必要なんだっけ?
せっかくの機会なのであなたなりの言葉で、考えてみてください!
(読み飛ばさないで考えること、絶対プラスになります!)
・日本語を綺麗に話すため?
・セリフを噛まないため?
・どれだけ早いスピードで言っても言葉がもつれないため?
いろんな意見があると思います。
そしてあなたの考えもとても素晴らしいと思います。
ですが、大切なことを忘れていないでしょうか?
声優が主に扱う「セリフ」。
これは誰のためにある言葉なんだろう?
セリフはあなたの声の良さやあなたのキレのいい滑舌を披露するためのものではありませんよね。
そうです。セリフというものは、「相手」のためにある言葉です。
相手は、同じシーンにいることもあれば、TVの前にいることもあります。
そんな「相手」に「言葉を正確に届ける技術」、これが滑舌だと思っています。
(※あくまで個人の意見です/現場経験者の保証付)
なので「カエルぴょこぴょこ、三ぴょこぴょこ。合わせてぴょこぴょこ、六ぴょこぴょこ」という早口言葉も、1秒でも速く言えるより、言ったことが相手に伝わる速さがわかっている方が何倍も価値があります。
ついセリフを言おうとすると、その言葉がどれだけ自分の狙い通りに言えるか、という自分を始点にしてしまうことが多くなります。
どれだけ自分を見せられるか、ではなく、
どれだけ相手が受け取れるか、という意識が大切です!
だって日常生活でも言葉が聞こえなかったら聞き返して、会話が中断しますよね。
中断させない技術が滑舌です!
じゃあ声優に必要な滑舌は?
相手に言葉を正確に届けるために必要なことが滑舌です。
じゃあ声優に必要な滑舌とはなんでしょうか?
現場で活きる滑舌って何なんだろう?
それは、
「どんな状況や状態でも、相手に言葉を届けられる滑舌」
これが現場で活きる滑舌です!
「言える」ではなく「届く」
普段行う滑舌も、届けたい相手を想像しながら行うだけで何倍も成長のスピードが上がりますよ!
(あーあ、プロになる前に知りたかったなあ…笑)
先輩の「届くセリフ」を聞いてみよう!
Netflixやhuluの無料期間を使って、今のアニメや海外ドラマから、
プロの滑舌を学んでみましょう!
この記事を読む前と後とであなたにも変化があると思います!