こんにちは、Chavoです。
普段はアニメーションのアフレコや海外ドラマの吹き替えを生業にしている俗にいう”声優”という職業を行っています!
NetflixやAmazonPrimeなど、実は聞いてもらっているかもしれません笑
最近、とあるプロダクションのご縁から声優になりたい!という人に教える、講師という仕事も行いはじめました。
そこで感じたことは、「みんな何を指針に学べばいいか迷っている」ということ。。
・レッスンで演技の勉強をしていても、題材が変わるごとにリセットされてしまう。。
・発声滑舌が大切なのはなんとなくわかるけど、モチベーションが上がらない(なんの目標のために行うのかわからない)
・事務所に入りたいけど、自分でできることって何があるの?
いろんな人の悩みを聞いてきました。
本音をいうと、、
めちゃくちゃわかります。
自分も声優として事務所に入る前は何から手をつければいいかわからなくて無駄にしてしまった日が何日もありました。
なので本日はそんな過去の自分にも言いたい
【声優として必ず押さえておかないといけないポイントを1つだけあげて!】
と言われたら真っ先に答えるものをご紹介します!
よければ一度考えてみてください!
あなたが必ず押さえておかないといけないと思うこと…なんでしょう。
僕が必ず押さえるもの、それは、
間違いなく、『聞く力』を養うことです。
え?
滑舌とか演技の稽古じゃないの?
と思われた方もいらっしゃるかと思います。
これは料理に例えてみるとわかりやすいかもしれません。
とあるレストランに出かけたあなた、
メニューの写真がとても美味しそうだったので”これがいい!”と選んだ料理を注文します。
(料理の写真)
そして数十分後、提供された料理をみてビックリ!!
確かに同じ料理ですが、メニューの写真と全然見た目が違いました!
驚いてシェフに尋ねたあなた。”なぜ写真と料理が違うんだ?” と
シェフは答えます、”私はいろんな場所で料理の経験を積んできた、私の仕事は美味しいものを提供することです!”
シェフの経験値はわかりました。。。
ですが、あなたの期待は満たされなかったでしょう。。
あなたは今後このレストランに行きたいと思いますか?
よほどの理由がない限り今後行くことはないですよね。
自分が美味しいものだと思ったから出した。
これではただのわがままです。
あなたが”料理の写真をみて”、(食べてみたいなあ…)と思った期待が叶えられていません。
声優でも同じように、
演技を評価する音響監督やマネージャーは、作品をみたときに(こうやってほしいなあ…)という期待があります。
その場であなたは全力を出せて満足でも、
何が期待されているのかわからないまま演技をすることは、相手を満足させられない、つまり期待に応えられないことになります。
(これで何度もオーディションに落ちた苦い思い出があります…笑)
だから、まずは、アニメや洋画をみて、
なんでこれが評価されたんだろう?(現場でOKが出たんだろう?)
と先輩たちの表現をあなたの耳で聞いて、分析してみることが大切です。
このお芝居が評価されている理由はなんだろう?(あなたが好きな理由ってなんだろう?)
感情がこめられているから評価されたの?
じゃあどういう感情がこめられているんだろう?
このセリフは誰に言ってるんだっけ?関係性はどうなんだっけ?
そうか!本当は好きな男の子に言っているから、このセリフは現場でOKが出たんだ!
みたいに、いつも楽しんでいるアニメや洋画をもう一歩踏み込んで、
なんでこのお芝居がOK出たのかな?
自分が真似できるとしたらどういうところかな?
と考えてみてください!
あなたの【聞く力】はあなたの演技を【正しい表現へと導くコンパス】です。
目的地の方角がわからないまま旅に出た船が遭難してしまうように、
その演技に自信があったとしても、あなたの演技が評価されないことは悲しいですよね。
『耳がいい役者は良い役者』
現場でお会いした多くの先輩から言われてきました。
喜劇王と呼ばれる俳優の西田敏行さんも、
「お前は人の声をよく聞く役者だな」と言われてきたそうです。
ハァアアアアアアアア!!!!!!
もっと早く知りたかった!!!!!!!!!(本音)
だからこのブログをみてくれたあなたにはぜひ試してみてほしいです!
どこで見たらいいんだ!!!!
という過去のめんどくさがり屋の自分に、無料ですぐアニメや洋画が見られるおすすめをさせてください(笑)
初月無料のVODでまだ試していないサービスがあったら早速初めて見てください!
(Netflix)(hulu)(アマプラ)(ディズニープラス)