おはようございますChavoです!
このブログを見てくれている人は声優志望の方が多いと思いますが、
演技をする上で「役作り」って無くてはならないもので、
プロの先輩も必ず自分だけの役作りを持っています。
あなたも、自己流の役作りのカルテがありますか?
もし即答できなくても恥ずかしいことなんてありません!
これから作ればいいんです。今日はその一部のお手伝いをしたいと思います。(お節介ですみません笑)
早速やってみましょう!
今回紹介するのは、数ある役作りの中の一つ。
人間が持つ6つの欲求を理解する
ということに焦点をあてて進めていきます!
6つの欲求?
初めてきいた人も多いかもしれません。
人間は生きていく上でとある6つの欲求にしたがって生きているという説があり、
それが人間の精神や行動にも影響を与えているんです。
その6つの欲求というのがコチラ!
- 確実感:「安定していたい!」と思う欲求
- 不確実感:「変化が欲しい!」と思う欲求
- 重要性:「自分は価値のある特別な存在でありたい!」と思う欲求
- 愛との繋がり:「愛されたい!」と思う欲求
- 成長:「常に成長したい!」と思う欲求
- 貢献:「何かに貢献したい!」と思う欲求
それぞれ簡単に解説するので、自分はどの欲求が強いのか考えてみましょう!
自己分析も役作りにはとてもいいトレーニングなのでぜひチャレンジしてくださいね!
確実感:「安定していたい!」と思う欲求
・安心したい、安全でありたい
・快適さを感じたい
・自信を感じたい
など現状が変わらないことに人一倍幸せを感じる人、現状が変わることに強いストレスを感じる人は確実感への欲求が高い人になります。
不確実感:「変化が欲しい!」と思う欲求
・好奇心を感じたい
・自由でありたい
・ワクワクしたい
といった確実感とは真逆の現状の変化を好む人、現状が変わらないことにストレスを感じる人は不確実感への欲求が高い人です。
重要性:「自分は価値のある特別な存在でありたい!」と思う欲求
・人から尊敬されたい、人の優位に立ちたい
・ステータスを感じたい
・人と違う存在でありたい
こんなふうに心のどこかで思う分には誰にでもありますが、そう思われたくて自分の行動を選択する人は重要性が高い傾向にあるでしょう。
愛との繋がり:「愛されたい!」と思う欲求
・愛したい、愛されたい
・つながり、一体感を感じたい
・共感したい、共感されたい
これは愛情だけでなく、人との繋がりなども含まれます。孤立していることに対して強いストレスを感じる人は愛との繋がりを求めている傾向があります。逆に孤立していても気に留めない人はこの傾向は弱いと言えるでしょう。
成長:「常に成長したい!」と思う欲求
・新しいことを学びたい
・能力・スキルを向上させたい
・可能性を広げたい
向上心がある、ないというと乱暴かもしれませんが、成長していることを感じたらさらに行動できる人、は成長したいという欲求が高い人間です。
貢献:「何かに貢献したい!」と思う欲求
・他人の役に立ちたい
・人の成長・進化が喜び
・感謝されなくても助けたい
言い方を変えると自己犠牲、といわれたりする分野になります。人の力になれているときに喜びを多く感じる場合は貢献の欲求が高い人かもしれません。
あなたはどの欲求が一番高かったですか?
自分に当てはめてみると、わかりやすいんじゃないでしょうか。
ちなみに僕は、不確実感、成長、貢献の欲求が高いタイプでした笑
今度はこれを役に対して行ってあげるんです!
あなたの主観で構わないので、この6つの中でどれが高くて、どれが低いのか、
例えばワンピースの主人公ルフィに当てはめてみると、
- 確実感:「安定していたい!」と思う欲求:低い(じっとしてられない)
- 不確実感:「変化が欲しい!」と思う欲求:高い(いろんなことに首をつっこむ笑)
- 重要性:「自分は価値のある特別な存在でありたい!」と思う欲求:低い(威張っていない)
- 愛との繋がり:「愛されたい!」と思う欲求:高い(友情を大事にする)
- 成長:「常に成長したい!」と思う欲求:高い(海賊王を目指している)
- 貢献:「何かに貢献したい!」と思う欲求:高い(困ってたらすぐ助ける)
みたいに分析ができます。
そして決めつけるのではなくて、(海賊王を目指している)のような根拠がちゃんとあるということが大切です。
これは昔師匠に言われてとても大切にしている言葉なんですが、
「役を判断する材料は、その役の行動しかない」
というものがあります。
「人間が行動する理由」は感情です。
その感情のきっかけになっているのが、この6つの欲求です。
【この役の好きなものは?】【血液型は?】【誕生日は?】
といったとってつけたものよりよっぽど役のことを理解してあげられた気がしませんか?
実践してみましょう!
役の分析は筋トレと同じです。
最初は時間がかかるかもしれませんが、数回やれば一目キャラクターをみただけで今までより多くの視点が持てるようになります。
Netflixなどにある多くのアニメで実際に役の分析をしてみてください!
あなたの演技が昨日より深まったら嬉しいです!
それでは!